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競馬予想が当たる人の思考法と専門家の見つけ方

競馬予想が当たる人が実践する思考法と本物の専門家を見抜く方法を徹底解説 競馬予想ノウハウ

競馬 予想 当たる 人と検索してこの記事に辿り着いたあなたへ。
この記事では、競馬で予想が当たる人の共通点や選び方、そして具体的な予想方法までをわかりやすく解説します。

競馬は単なる運任せのギャンブルではなく、データ分析や展開読み、血統や騎手の情報などを組み合わせることで的中率を高めることが可能です。

SNSや無料情報サイト、競馬場の予想屋など多くの情報源がある中で、どうやって信頼できる予想家を見極めるのか、そのポイントも詳しくご紹介。

これから競馬予想に挑戦したい初心者から、さらなるレベルアップを目指す中級者まで、幅広い読者の役に立つ内容です。

ぜひ最後まで読み進めてください。

記事のポイント

  • 競馬予想が当たる人の共通点とその思考法がわかる
  • データや血統に基づく具体的な予想アプローチを学べる
  • 信頼できる情報源(予想家・サイト)の見極め方が身につく
  • 的中率と回収率の本質を理解し、勝つための指標を知れる

分析で見えた!競馬予想が当たる人の共通点

分析で見えた!競馬予想が当たる人の共通点
  • 徹底したデータ分析と統計の活用
  • 血統や調教から隠れた能力を見抜く
  • オッズと人気の関係性を冷静に判断
  • レース展開を読む独自の視点
  • 感情に流されない馬券の買い方

徹底したデータ分析と統計の活用

競馬予想がコンスタントに当たる人は、決して運や勘だけに頼っているのではありません。
その根底には、徹底したデータ分析と統計の活用という、極めて論理的なアプローチが存在します。

なぜなら、客観的な数値や過去の膨大なデータを分析することで、レースの行方を左右する様々な要因の中から、再現性の高いパターンや法則性を見つけ出すことが可能になるからです。
主観を排し、事実に基づいて判断の精度を高めていく作業と言えるでしょう。

例えば、以下のような多岐にわたるデータを複合的に分析しています。

  • 馬の過去の全レース成績(着順、タイム、通過順位、上がり3F)
  • 開催される競馬場やコース、距離ごとの実績
  • 騎手とコースの相性や、特定の馬とのコンビ成績
  • 馬場状態(良・稍重・重・不良)による成績の変化
  • 調教師の仕上げパターンや厩舎の成績
  • レースごとの枠順の有利・不利の傾向

これらの情報を一つひとつ集め、スプレッドシートなどで管理し、独自の基準で評価を数値化(指数化)する人も少なくありません。
ただ情報を眺めるのではなく、自分なりの仮説を立て、データで検証するサイクルを繰り返しているのです。

注意点
ただし、データ分析には注意も必要です。
データはあくまで過去の結果であり、馬の当日のコンディションやレース中のアクシデントまでは予測できません。
データを盲信するのではなく、あくまで予想を組み立てるための強力な「武器」の一つとして捉える視点が大切なのです。
また、多くの情報を集め、分析するには相応の時間と労力がかかる点もデメリットと言えるかもしれません。

血統や調教から隠れた能力を見抜く

競馬予想が当たる人は、過去のレース結果という「過去」のデータだけを見ているわけではありません。
その馬に秘められた「未来」の可能性、つまり潜在能力を見抜くために、「血統」と「調教」という2つの重要な要素を深く読み解いています。

このアプローチがなぜ重要かと言うと、馬の能力は単純な戦績だけでは測れない部分が非常に大きいからです。
血統はその馬の設計図であり、まだ発揮されていない適性や成長力を示唆してくれます。
そして調教は、レースに向けた現在の仕上がり具合、つまりコンディションを映し出す鏡の役割を果たします。

例えば「血統」からは、以下のようなことを読み取ることができます。

  • 距離適性:
    父馬がスプリンターなら短い距離、ステイヤーなら長い距離に強い傾向がある、など。
    まだ実績のない距離に挑戦する馬でも、血統背景から好走の可能性を探れます。
  • 馬場適性:
    ヨーロッパ系の重厚な血統を持つ馬は、力のいる濡れた馬場(重馬場)を得意とすることがあります。
  • 成長曲線:
    若い頃は目立たなかったが、年齢を重ねてから本格化する「晩成」タイプの血統など。

一方、「調教」の分析はより直接的です。
レース前の追い切り時計や動きを見ることで、陣営がその馬をどのような状態に仕上げてきたかがわかります。

調教チェックのポイント
追い切りの全体時計が速いだけでなく、終いのラップタイム(上がり時計)に注目します。
最後にグッと加速できている馬は、スタミナがあり、レース終盤でも脚を使える良い状態にあると判断できます。
逆に、時計は速くても動きが硬かったり、息切れしているように見えたりする場合は、本番で能力を発揮できないかもしれません。

このように、血統という「素質」と、調教という「現在の状態」を掛け合わせて分析することで、人気や過去の成績だけでは見えない、隠れた好走馬を見つけ出す精度が格段に上がるのです。

オッズと人気の関係性を冷静に判断

競馬で勝ち続けている人は、オッズや人気を「馬の強さを示す絶対的な指標」とは考えていません。
むしろ、それらを「世間の評価が作り出した一時的な人気投票の結果」として冷静に捉え、その歪みや隙を見つけ出すことに長けています。

なぜなら、オッズは馬の真の実力を正確に反映しているわけではなく、ファン全体の投票(馬券の売上)によって決まるものだからです。
そこには、有名騎手が乗っているだけで生まれる「過剰な人気」や、前走の大敗で実力以下に評価されている「不当な低人気」が常に存在します。
この「実力」と「人気」のギャップにこそ、儲けの源泉が隠されているのです。

例えば、こんな状況を考えてみましょう。

  • ケース1:過剰人気の馬
    前走を派手な勝ち方で制し、テレビや新聞で大きく取り上げられた馬がいたとします。
    多くのファンがそのイメージに引かれて馬券を買い、本来の実力以上にオッズが下がってしまうことがあります。
    当たる人は、こうした馬を「妙味がない」と判断し、あえて評価を下げることがあります。
  • ケース2:不当人気の馬
    逆に、前走でスタートに出遅れたり、前が壁になって力を出し切れずに負けた馬がいたとします。
    着順だけを見たファンからは見過ごされがちで、実力の割に高いオッズが付くことがあります。
    当たる人は、敗因が明確なこういう馬こそ「次走の狙い目」と考え、積極的に購入を検討します。

「期待値」という考え方
これは、馬券の「期待値」を考えるアプローチです。
ある馬の勝つ確率が30%(約3.3倍が妥当)だと自分で分析したとします。
もしその馬のオッズが2.0倍しかなければ、それは「期待値が低い(買う価値がない)」馬券です。
逆にオッズが5.0倍も付いているなら、それは「期待値が高い(買う価値がある)」馬券と判断できるのです。

もちろん、人気薄の馬ばかりを狙うわけではありません。
重要なのは、人気に惑わされず、自分自身の分析に基づいた「モノサシ」を持つこと。
そのモノサシで測った価値と、世間が付けた価格(オッズ)を比較し、有利な条件の馬券だけを選んで購入する冷静さが、長期的な成功に繋がります。

レース展開を読む独自の視点

競馬予想が当たる人は、出走馬の能力分析(静的なデータ)を終えた後、頭の中でレースそのものをシミュレーションします。
これが「レース展開を読む」という、より高度で、そして予想の的中精度を飛躍的に高める作業です。

なぜこの視点が不可欠かと言うと、競馬は単なる馬の徒競走ではなく、各馬の位置取りや全体のペースによって、有利不利が大きく変動する戦略的なゲームだからです。
どんなに能力の高い馬でも、展開が向かなければ力を出し切れずに敗れることは日常茶飯事です。

言うなれば、各馬の能力を分析するのが駒の性能を知ることであり、レース展開を読むのは盤上で駒がどう動くかを予測する作業に近いでしょう。
具体的には、以下の3つの要素から展開を予測していきます。

  1. 全体のペースは速くなるか、遅くなるか?
    「逃げ馬」(スタートから先頭を走る馬)が何頭いるか、その馬たちの気性などを分析します。
    複数の逃げ馬がいて先頭争いが激しくなれば「ハイペース」となり、後方で脚を溜めていた「差し・追い込み馬」に有利な展開になります。
    逆に、明確な逃げ馬が不在なら「スローペース」となり、前方の「逃げ・先行馬」がそのまま楽に粘り込む展開が考えられます。
  2. 各馬の脚質(得意な戦法)は何か?
    出走メンバー全体の脚質構成を把握します。
    先行したい馬が多いのか、それとも後ろから追い込みたい馬が多いのか。
    これにより、道中のポジション争いがどのあたりで激しくなるかを予測できます。
  3. 有力馬に乗る騎手たちはどう動くか?
    有力馬の騎手は、ライバル馬をマークしながらレースを進めます。
    「あの馬には楽に先行させたくない」という騎手心理が働けば、ペースが上がったり、レース中盤で動きが生まれたりします。

展開を読むということ
これらを総合的に考え、「今回のレースでは、先行した馬が有利そうだ」「いや、ハイペース必至で追い込み馬が台頭するだろう」といった仮説を立てるのが展開予測です。

この予測に基づいて、展開が向きそうな馬の評価を上げ、不向きと見た馬の評価を下げます。
この一手間が、他の人とは違う、精度の高い結論を導き出すための重要な鍵となるのです。

感情に流されない馬券の買い方

どれだけ精緻なデータ分析や鋭い展開予測ができたとしても、最後の最後、馬券を購入する段階で感情に流されてしまっては、全てが台無しになってしまいます。
競馬で勝ち続ける人は、例外なく自分を律する「マイルール」を持ち、それを徹底して守ることで、感情的なブレを排除しています。

これが決定的に重要なのは、競馬には人の心を揺さぶる魔力が潜んでいるからです。
「負けを取り返したい」という焦り、「好きな馬だから応援したい」という愛着、「最後のレースだから大きく勝ちたい」という欲望。
こうした感情は、時に冷静な判断を曇らせ、非合理的な馬券購入へと導いてしまいます。

そこで、当たる人が実践している、感情に流されないための具体的なルールをいくつかご紹介します。

  1. 購入するレースと券種を事前に決めておく
    「このレースは自信があるから買う」「ここは難しいから見送る(ケンする)」といった判断を、レースが始まる前に冷静に下しておきます。
    そして、一度決めたルールは絶対に曲げません。
    不的中の後に「次のレースで取り返そう」と、予定外のレースに手を出すのが最も危険なパターンです。
  2. 明確な資金管理を行う
    「1日の上限金額」「1レースあたりの上限金額」を厳格に設定します。
    これは趣味として競馬を長く楽しむための絶対条件です。
    上限に達したら、たとえその後に自信のあるレースが控えていても、その日は潔く競馬を終える勇気が必要です。
    これにより、「熱くなって生活費までつぎ込んでしまった」という最悪の事態を防ぎます。
  3. レース後の振り返りを必ず行う
    当たった時も、外れた時も、必ず「なぜその結果になったのか」を振り返ります。
    ・予想の根拠は正しかったか?
    ・レース展開の読みは合っていたか?
    ・感情的な買い方をしなかったか?
    この振り返りを習慣化することで、成功体験は再現性のある知識へと昇華され、失敗体験は次への貴重な教訓となります。

馬券購入は作業である
あるプロフェッショナルは「馬券を買う瞬間が一番つまらない」と言います。
それは、レース前の予想段階で全ての思考を終え、購入時はただ事前に決めた通りにマークシートを塗るだけの「作業」に徹しているからです。

このように、予想と購入を完全に切り離し、購入プロセスをシステム化することが、感情を排除し、長期的に安定した成績を残すための究極のコツと言えるでしょう。

あなたに合う競馬予想が当たる人の探し方

あなたに合う競馬予想が当たる人の探し方
  • SNSで注目すべき競馬予想家は誰?
  • 無料で参考になる競馬情報サイトの選び方
  • 的中率で見る競馬予想家ランキングの罠
  • 回収率で比較する本物の専門家の見極め方
  • 競馬場で頼れる予想屋の見分け方

SNSで注目すべき競馬予想家は誰?

今や、X(旧Twitter)やYouTubeといったSNSは、競馬予想の情報を得るための一大プラットフォームとなっています。
専門家やインフルエンサーのリアルタイムな見解に無料で触れられるため、自分に合った予想家を見つければ、予想の質を大きく向上させることが可能です。

その理由は、SNSには多種多様なバックグラウンドを持つ予想家が集まっているからです。
元騎手や調教助手といった競馬サークル内部の視点を持つ人から、膨大なデータを駆使するアナリストまで、様々なアプローチの予想を参考にできます。
ただし、誰でも発信できる手軽さゆえに、情報の質は玉石混交である点には注意が必要です。

そこで、SNSで予想家を探す際は、以下のタイプを参考に、自分のスタイルに合う人を見つけるのがおすすめです。

  • 元関係者・プロフェッショナル型
    元騎手や元調教師など、プロとしての経験に裏打ちされた解説が魅力です。
    レース展開の読みや、馬の細かな状態変化を見抜く力は、他のタイプにはない強みと言えるでしょう。
  • データ・AI分析型
    過去の膨大なレースデータや血統、タイムなどを基に、AIや独自の指数を用いて客観的に結論を導き出すタイプです。
    感情を排したロジカルな予想を好む人に向いています。
  • エンタメ・芸能人型
    競馬好きで知られるタレントや芸人の方々です。
    ファン目線での分かりやすい解説が多く、初心者でも楽しみながら予想の参考にすることができます。時に驚くような高配当を当てることもあります。

自分に合う予想家の見つけ方
フォロワー数や知名度だけで判断するのは早計です。
重要なのは、その人の「予想スタイル」と「成績の透明性」です。

  1. 的中率と回収率のバランスを見る
    的中率が高くても回収率が低い(堅い馬券ばかり)人もいれば、的中率は低くても回収率が高い(穴馬券を当てる)人もいます。自分がどちらを目指すかで、参考にするべき人は変わります。
  2. 予想の根拠が明確か
    ただ買い目を公開するだけでなく、「なぜその馬を選んだのか」という思考のプロセスを丁寧に解説してくれる人から学びましょう。
  3. 不的中だった結果も公開しているか
    良い結果だけでなく、外れた結果も隠さずに公開している人は信頼性が高いと言えます。

一人の予想家に全幅の信頼を置くのではなく、複数の予想家の意見を参考にしながら、最終的には自分自身の「予想の

無料で参考になる競馬情報サイトの選び方

現在、インターネット上には無料で利用できる競馬情報サイトが数多く存在し、予想の強力な味方となってくれます。
しかし、その一方で情報の質は玉石混交であり、どのサイトを信じれば良いか見極めることが非常に重要です。

なぜなら、信頼性の低い情報を基に予想を組み立ててしまうと、かえって的中から遠ざかってしまう危険性があるからです。
当たる人は、単に多くのサイトを見るのではなく、質の高い情報を効率的に収集するための「自分だけの基準」でサイトを選んでいます。

ここでは、本当に参考になる無料サイトを選ぶための、4つの重要なチェックポイントをご紹介します。

  1. 情報の「一次情報源」と「信頼性」
    最も信頼できるのは、JRA公式サイトが発表する出馬表、オッズ、レース結果、馬場状態などの公式データです。
    まずはこれらの一次情報に簡単にアクセスできるサイトを基準にしましょう。
    また、過去の予想成績(的中・不的中ともに)を正直に公開しているかどうかも、そのサイトの信頼性を測るバロメーターになります。
  2. 提供される情報の「種類」と「深さ」
    サイトによって提供される情報は様々です。
    • ポータルサイト系(netkeibaなど):
      ニュース、コラム、掲示板、膨大なデータベースなど、総合的な情報を網羅的に得たい場合に向いています。
    • 新聞・専門誌系(スポニチなど):
      プロの記者による深い分析や、取材に基づいた関係者コメントを読みたい場合に最適です[3]。
    • AI・指数系サイト:
      独自のアルゴリズムで算出されたスピード指数やAIの買い目など、客観的なデータを重視する人におすすめです。
  3. 情報の「更新頻度」と「速報性」
    特にレース当日は、馬体重の増減やパドックでの気配、直前のオッズ変動など、リアルタイムな情報が重要になります。
    これらの情報が素早く更新されるサイトは、それだけで価値が高いと言えるでしょう。
  4. 「操作性」と「見やすさ」
    スマートフォンで見た時に、情報が整理されていて直感的に操作できるかどうかも、長く使い続ける上では大切な要素です。
    ストレスなく情報を探せるサイトを選びましょう。

サイト活用のコツ
一つのサイトに依存するのではなく、「公式データはJRA」「コラムは専門誌サイト」「他の人の意見はポータルサイト」というように、複数のサイトを目的別に使い分けるのが理想的です。

無料だからと手当たり次第に登録するのではなく、これらの基準で2?3個の優良サイトに絞り込み、じっくり使いこなすことが、予想力向上の近道となります。

的中率で見る競馬予想家ランキングの罠

「的中率80%!」といった謳い文句で紹介される競馬予想家ランキングは、一見すると非常に魅力的で、その予想家の実力を示す客観的な証拠のように思えます。
しかし、この「的中率」という数字だけを鵜呑みにしてしまうことには、大きな罠が潜んでいるのです。

なぜなら、的中率の高さは、必ずしも「馬券で利益が出ていること」を意味しないからです。
むしろ、高的中率を謳う予想ほど、長期的には収支がマイナスになるケースも少なくありません。

この現象の裏には、主に2つのカラクリが存在します。

  1. 的中率と回収率の乖離
    最も大きな罠がこれです。
    例えば、単勝1.1倍?1.5倍のような圧倒的1番人気の馬ばかりを買い続ければ、的中率は非常に高くなります。
    しかし、10回に8回当たったとしても、低い配当しか得られないため、残りの2回の不的中で利益が全て吹き飛んでしまう「トリガミ(的中しても購入金額を下回る状態)」に陥りがちです。
    本当に重要なのは、使った金額に対してどれだけのリターンがあったかを示す「回収率」なのです。
  2. ランキング集計の不透明性
    その的中率は、いつの、どのレースを対象に集計されたものでしょうか。
    ・集計期間がたった1ヶ月など、極端に短い
    ・的中させやすい少頭数のレースばかりを選んでいる
    ・得意な条件のレース結果だけを切り取っている
    このように、運営者側に都合の良いデータだけを提示している可能性も考慮しなくてはなりません。

「当たる」と「儲かる」は違う
結局のところ、的中率ランキングは「当たりやすい予想をする人」のランキングに過ぎません。
私たちが本当に探すべきなのは、「馬券で儲けさせてくれる人」のはずです。
そのためには、的中率という耳障りの良い数字に惑わされることなく、その予想家が公開している「回収率」や「具体的な買い目と根拠」にこそ注目する必要があります。

高い的中率は安心感を与えてくれますが、それだけを信じるのは、予想の本質を見失う第一歩だと心得ましょう。

回収率で比較する本物の専門家の見極め方

前述の通り、的中率の高さは必ずしも「儲け」には直結しません。
長期的に競馬で勝ち組になるために本当に重要な指標、それが「回収率」です。
本物の専門家を見極めるには、この回収率を正しく比較・分析する視点が絶対に欠かせません。

回収率とは、馬券の購入総額に対して、払戻総額がどれくらいの割合かを示す数値です。
この数値が継続的に100%を超えていれば、その予想家は利益を出している「本物」である可能性が極めて高いと言えます。

しかし、ただ回収率の数字だけを見て「この人はすごい!」と判断するのは早計です。
本物を見極めるためには、以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。

  1. 「長期的」かつ「全ての成績」が公開されているか
    最も重要なのが、成績の透明性と期間です。
    ・まぐれ当たりした1週間だけの成績ではなく、最低でも1年単位の長期的な回収率を公開しているか。
    ・的中したレースだけでなく、不的中だったレースの結果も全て隠さずに公開しているか。
    都合の良い部分だけを切り取って見せている予想家は、信頼性が低いと判断すべきです。
  2. 回収率の「中身」まで確認する
    同じ回収率120%でも、その中身は全く異なる場合があります。
    • スタイルA:
      的中率は低いが、高配当の穴馬券を時折仕留めて大幅プラスを叩き出す「一発逆転型」。
    • スタイルB:
      的中率もそこそこ高く、中配当をコンスタントに積み重ねてプラスを維持する「安定型」。
      どちらが良いというわけではありません。自分の性格や資金力に合ったスタイルの専門家を参考にすることが重要です。
  3. 買い目点数とのバランスは適切か
    1レースあたりに何点もの買い目を推奨し、的中はするものの利益は僅か(トリガミ)というケースもあります。
    少ない点数で効率よく利益を上げているか、という「点数効率」の視点も、専門家の腕前を測る上で大切な要素です。

回収率80%でも優秀?
競馬の払戻金は、売上から約25%がJRAの取り分(控除率)として引かれた残りから配当されます。
つまり、何も考えずに馬券を買い続けると、回収率は自然と75%前後に収束します。

この事実をふまえると、長期的に回収率80%?90%を維持しているだけでも、それは極めて優秀な予想家である、という見方もできます。

表面的な数字に踊らされず、その背景にある意味を深く読み解くことが、本物の専門家を見抜く鍵となるのです。

競馬場で頼れる予想屋の見分け方

インターネットや新聞とは一味違う、競馬場ならではのライブ感が魅力の「予想屋」。
その場で直接やり取りできるため、うまく活用すれば強力な武器になりますが、一体誰を頼れば良いのか見分けるのは難しいものです。

その理由は、予想屋の実力は玉石混交であり、中には根拠の薄い予想を売る人もいるからです。
しかし、長年ファンに支持されている「頼れる予想屋」には、いくつかの明確な共通点があります。

ここでは、競馬場で本物のプロを見抜くための5つのポイントを紹介します。

  1. 「公認」の看板や腕章を付けているか
    まず大前提として、各競馬場が正式に許可を出している「公認予想屋」を選びましょう。
    彼らは許可を得て営業しているプロフェッショナルであり、信頼性の最低ラインはクリアしていると考えて良いでしょう。
  2. パドックでの観察眼が鋭いか
    頼れる予想屋は、レース直前の馬の状態(パドックでの気配)を非常に重視します。
    ただ喋っているだけでなく、馬の歩き方、毛ヅヤ、発汗、イレ込み具合などを真剣に観察し、その変化を予想に反映させているかどうかが一つの判断基準になります。
  3. 予想の根拠を具体的に説明してくれるか
    「この馬が来る!」と断言するだけでなく、「なぜなら?」という具体的な根拠を語れるかが重要です。
    「今日の馬場状態ならこの馬の脚質が合う」「パドックで一番良く見えた」など、素人にも分かりやすくロジックを説明してくれる予想屋は信頼できます。
  4. 周りに「常連客」がいるか
    長年その場所で商売を続け、周りに顔なじみのファンが集まっている予想屋は、それだけで信頼の証です。
    ファンとの会話の中で、有益な情報がポロっと出てくることもあります。
  5. 無理に馬券購入を煽らないか
    「絶対に当たる」といった無責任な言葉を使ったり、高額な予想をしつこく勧めてきたりする予想屋は避けましょう。
    プロはあくまで自分の見解を述べ、最終的な判断は客に委ねるというスタンスを崩しません。

予想屋との付き合い方
予想屋の情報は、あくまで「セカンドオピニオン」として活用するのが賢い方法です。

自分の予想の軸は持ちつつ、その日の馬場傾向やパドックの気配といった「現場の生の情報」を補強してもらう、という感覚で付き合うと良いでしょう。
100円~500円程度でプロの見解が聞けるのは、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

まとめ:あなたも競馬予想が当たる人になれる

記事をまとめます

競馬予想が当たる人は徹底したデータ分析と統計の活用を行う

血統や調教から馬の隠れたポテンシャルを見抜く視点を持つ

オッズと人気の歪みを見抜き、期待値を冷静に判断する

レース全体のペースや流れを読む展開予測を重視する

感情に流されず、定めたルール通りに馬券を購入する

SNSでは発信者のタイプと成績の透明性を見極める

無料情報サイトは信頼性や情報の種類で使い分ける

的中率の高さが利益に直結しない「罠」を理解している

回収率こそが専門家の実力を示す最も重要な指標である

競馬場ではパドックの観察眼が鋭い予想屋を頼る

主観的な感覚と客観的なデータの両方を活用する

目先の勝ち負けでなく長期的なプラス収支を目指す

なぜその結論に至ったか、予想の根拠を言語化できる

一つの情報源に依存せず、多角的な視点を取り入れる

レース後の振り返りを習慣化し、次への教訓とする

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