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枠連の極意!競馬のプロが教える「穴」と「本命」を両取りする賢い勝ち方

枠連の勝ち方を研究するために、競馬場でマークシートに記入するファンの手元を写した画像 馬券 攻略ガイド

「枠連」の馬券、ただ何となく買っていませんか?
「もっと的確に、戦略的に勝ちたい」
もし、あなたがそう思っているなら、この記事があなたの競馬観を大きく変えるかもしれません。

この記事では、競馬初心者からベテランまでが納得する「枠連の勝ち方」の極意を、余すところなく徹底解説します。

基本的な仕組みやメリット・デメリットはもちろんのこと。
プロが現場で実践している具体的な買い方のコツ。
さらには、年間収支をプラスに引き上げるための応用戦術まで。

もう「運任せ」の競馬は卒業しましょう。
8つの枠に隠された、勝利への方程式。
その全てを、今ここで解き明かしていきます。

記事のポイント

  • 枠連の基本ルールと他の馬券種との違い
  • 的中率を上げるための具体的な買い方(流し・ボックス)のコツ
  • 枠連のメリットと、知っておくべきデメリットや注意点
  • 年間収支をプラスに導くための上級者向け応用戦術

枠連とは?8つの枠でレースを制する戦略的馬券の魅力

競馬には様々な馬券種がありますが、「枠連」は初心者からベテランまで幅広く愛される奥深い馬券です。正式名称は「枠番号二連勝複式勝馬投票券」。簡単に言えば、「1着と2着に入る馬の枠番号の組み合わせ」を当てるものです。馬の番号ではなく、最大18頭の出走馬を8つのグループ(枠)に分け、その枠の組み合わせで的中を狙います。

この「枠」というグループ分けが最大のミソ。例えば、1枠に1番と2番の馬が、2枠に3番と4番の馬が入るという具合です。もし1枠の馬と2枠の馬で1-2着が決まれば、「1-2」の枠連が的中となります。どの馬が勝っても、選んだ枠に入っていればOK。このシンプルさが、個々の馬の能力を見極めるのが難しい初心者や、複数の有力馬で迷った時に非常に頼りになるのです。

単勝や馬単のように1頭をピンポイントで狙う緊張感とは異なり、枠連は「この枠の周辺が怪しい」といった大局的なレース展開を読む面白さがあります。馬単位のミクロな視点だけでなく、枠というマクロな視点でレースを捉える。これが枠連の醍醐味であり、多くの競馬ファンを魅了し続ける理由と言えるでしょう。

メリット・デメリットを徹底解説!枠連を使いこなすための勘所

枠連の最大のメリットは、馬連(馬番号二連勝複式)よりも的中させやすい点にあります。最大18頭立てのレースでも、組み合わせは僅か36通り。馬連が最大153通りにもなるのと比べると、その差は歴然です。特にフルゲート(多頭数)の荒れそうなレースで、特定の馬に絞りきれない時に「この2つの枠のどちらかから勝ち馬が出るはずだ」と広く構えられるのは大きな強みです。

しかし、もちろんデメリットも存在します。それは、的中しやすい分、配当が馬連や馬単に比べて低くなりがちなこと。本命サイドで決着すれば、いわゆる「ガチガチ」の低配当になり、投資金額に対してリターンが少ないことも珍しくありません。また、自分が狙っていた馬が2頭とも同じ枠に入ってしまった場合、その組み合わせ(例:3-3のゾロ目)は購入できないというルールも、時として戦略を狂わせる要因になります。

さらに、思わぬ落とし穴もあります。例えば、人気薄の馬が入った枠を狙い、見事にその馬が激走したとします。しかし、コンビを組むもう一方の馬が同枠の人気馬だった場合、オッズは人気馬に引っ張られて思ったより配当が伸びません。枠連はあくまで「枠」単位でのオッズ形成。この特性を理解し、メリットとデメリットを天秤にかけながらレースを選ぶことが、枠連で勝つための第一歩です。

実戦ノウハウ・買い方のコツ!現場で役立つ具体的な馬券戦略

枠連で勝つためには、具体的な買い方のパターンを知ることが不可欠です。最も基本的な戦略は「流し」と「ボックス」の2つ。これを覚えるだけで、あなたの馬券戦略は格段に広がります。

まずは「流し」。これは、絶対に馬券に絡むと信じる「軸」となる枠を1つ決め、そこから他の全ての枠、あるいは気になるいくつかの枠へ流す買い方です。例えば、「3枠は鉄板だ」と読んだら、「3-1, 3-2, 3-4, 3-5, 3-6, 3-7, 3-8」と買うのが基本の全流し。こうすることで、3枠の馬が1着か2着に来て、相手がどの枠でも的中となります。少ない投資で広くカバーできるのが魅力です。

もう一つは「ボックス」。これは、気になる枠を複数選び、その組み合わせを全て購入する方法です。例えば、「1枠、5枠、8枠が怪しい」と感じたら、「1-5, 1-8, 5-8」の3点を購入します。これにより、選んだ3つの枠のうち、どれか2つが1-2着に入れば的中。軸を決める自信はないけれど、好調な馬が複数の枠に散らばっている時に有効な戦術です。

【コラム】忘れられない初万馬券は枠連ボックスだった

私が競馬にのめり込み始めた頃の話です。ある日の荒れた中山ダート1800m戦。どの馬も決め手に欠け、予想は混沌としていました。パドックを見ても、新聞を読んでも、軸馬が全く決まらない。途方に暮れてターフビジョンを眺めていた時、ふと「人気薄だけど妙に気配がいい馬」が3頭、それぞれ違う枠にいることに気づきました。7番(4枠)、12番(6枠)、15番(8枠)の3頭です。馬単や3連複で買う自信はない。でも、この3頭の「枠」なら何かあるかもしれない。私は祈るような気持ちで「4-6」「4-8」「6-8」の枠連ボックス3点を500円ずつ購入しました。レースは案の定、前の人気馬たちが総崩れ。直線で馬群を割って伸びてきたのは、なんと12番と15番!結果は「6-8」で確定し、配当は120倍を超える万馬券に。あの時の震えと興奮は今でも忘れられません。馬券の的中だけでなく、「レースを読み解いた」という確かな手応えを感じた瞬間でした。

応用戦術と上級者の視点!年間収支をプラスにするための裏ワザ

枠連を単なる「抑え馬券」で終わらせないためには、より高度な応用戦術が求められます。上級者は、オッズの歪みや他の馬券との組み合わせを巧みに利用して、年間収支をプラスに転じさせています。

一つの戦術は、「オッズ妙味」のある枠を狙うこと。例えば、ある枠に圧倒的1番人気と、全く人気のない穴馬が同居しているとします。多くの人は人気馬を信頼してその枠を買いますが、もしその人気馬が飛んで、同枠の穴馬が激走した場合、枠連の配当は馬連ほど跳ね上がらないことがあります。逆に、中穴人気の馬が2頭入っている枠は、どちらが来てもそれなりの配当が期待でき、リスク分散の観点から非常に「おいしい」枠となるのです。

また、3連単や3連複といった高配当馬券の「保険」として枠連を活用するのも有効な手です。例えば、3連単フォーメーションで手広く勝負する際、1着2着軸に据えた馬たちの枠連を同時に購入しておく。もし3着が抜けても、1-2着さえ確保できていれば枠連が的中し、損失を最小限に抑えられます。このリカバリーショットがあるだけで、精神的に余裕を持って大勝負に挑むことができるのです。

【コラム】G1レースで光る「同枠の有力馬」という罠と好機

有馬記念や日本ダービーのような国民的G1レースでは、有力馬が同じ枠に同居することがしばしばあります。例えば、ファン投票1位の馬と、前哨戦を勝った上がり馬が同じ「8枠」に入ったとしましょう。多くのファンは「8枠は鉄板だ」と考え、8枠から流す枠連馬券が大量に売れます。しかし、もしこの2頭が共倒れするようなことがあれば、他の枠で決まった際の配当は相対的に高くなります。逆に、この2頭が実力通りワンツーフィニッシュした場合、残念ながら枠連では的中になりません(ゾロ目)。私はこの特性を逆手に取り、「有力馬同居枠は危険」と判断した場合、敢えてその枠を外したボックス馬券で高配当を狙うことがあります。人気が集中する枠を嫌い、他の実力馬がいる枠で勝負する。これもまた、枠連ならではの戦略的な楽しみ方です。

枠連の勝ち方を総まとめ!勝利への重要ポイント

記事をまとめます

枠連は1着と2着に入る馬の「枠番号」を当てる馬券である

最大8つの枠で構成され、組み合わせは全36通りと少ない

個々の馬ではなく、レース全体を大局的に読む面白さがある

馬連よりも的中率が高いのが最大のメリットである

的中しやすい分、配当が低くなりがちなのがデメリットだ

同じ枠の馬で決着する「ゾロ目」は不的中となる点に注意が必要

基本的な買い方は「軸」を決めて流す「枠連流し」である

複数の有力枠を選ぶ「枠連ボックス」も有効な戦術だ

オッズの歪みを見つけ、妙味のある枠を狙うのが上級者の勝ち方

3連単など高配当馬券の「保険」として活用する戦略もある

有力馬が同居する枠は、過剰人気となりやすく妙味が薄い場合がある

出走取消で枠内の馬がいなくなった場合、その馬券は返還される

コース実績や騎手で狙う枠を絞り込むのも有効な分析手法だ

人気枠ばかり買うと「トリガミ」のリスクが高まる

枠連のオッズは、馬連とは異なる独自の動きをすることがある

FAQ:枠連に関するリアルなQ&A

Q1. 枠連と馬連、結局どちらが儲かるのでしょうか?

A1. 一概にどちらが儲かるとは言えません。期待できるリターンは馬連の方が高いですが、的中率は枠連が上です。ご自身の予想法や資金力に合わせて使い分けるのが賢明です。例えば、本命馬2頭に絶対の自信があるなら馬連、軸は決まったが相手が多数いて絞れないなら枠連の流し、というように状況に応じて選択しましょう。長期的に見れば、的中を重ねて資金を維持しやすいのは枠連かもしれません。

Q2. 1着と2着が同じ枠の馬でした。この場合、どうなりますか?

A2. この場合、枠連は「ゾロ目」となり、その組み合わせの馬券は発売されません。例えば、3枠の馬が1着、同じく3枠の別の馬が2着だった場合、「3-3」という枠連は存在しないため、不的中となります。これが枠連の最大の注意点です。強力な馬が2頭同じ枠に入った場合は、馬連や馬単で勝負するなど、別の戦略を考える必要があります。

Q3. 枠連だけで年間プラス収支を目指すのは現実的ですか?

A3. 正直なところ、枠連だけで大きなプラスを築くのは非常に難しいでしょう。配当が比較的低いため、一度の不的中で利益が吹き飛んでしまうこともあります。しかし、不可能ではありません。徹底的にレースを分析し、オッズの妙味がある組み合わせだけを狙い撃ちし、高い的中率を維持できれば可能性はあります。多くの場合は、他の馬券種の補助や保険として活用するのが現実的な付き合い方です。

Q4. 私が買った枠の馬が1頭、出走取消(スクラッチ)になりました。馬券はどうなりますか?

A4. ご安心ください。その馬券は返還(的中扱い)となります。例えば、「3-5」の枠連馬券を買った後、3枠の馬が2頭とも、あるいは5枠の馬が2頭とも出走取消になった場合、その組み合わせの馬券代は全額戻ってきます。1頭だけが取消になった場合でも、その枠の馬が1頭も出走しなくなった場合は同様に返還対象です。

Q5. 枠連ボックスで買う時、枠を選ぶ良い方法はありますか?

A5. いくつか視点があります。一つは「コース実績」。特定の競馬場の特定のコースで好成績を収めている枠(例:中山ダート1200mの外枠など)を狙う方法。二つ目は「騎手」。リーディング上位のジョッキーや、そのコースを得意とする騎手が入った枠を複数選ぶ。三つ目は「展開」。逃げ・先行馬が多く入った枠と、差し・追込馬が多く入った枠を組み合わせるなど、レース展開を読んでボックスを組むのも非常に有効です.

Q6. 人気のある枠ばかり買っているのに、なぜか負け続けます。何が悪いのでしょうか?

A6. それは典型的な失敗パターンかもしれません。人気が集中する枠は、当然オッズも低くなります。たとえ的中しても、トリガミ(的中しても投資額を下回る)になることが多いのです。競馬で勝つ秘訣は「人と違う馬券」を買うこと。あえて人気の盲点となっている中穴の枠を狙ったり、人気枠を1つ軸にしながら、相手には人気薄の枠を選ぶなど、配当妙味を意識することが重要です。人気通りに決まらないのが競馬の面白さであり、そこにこそ儲けのチャンスが眠っています。

Q7. 枠連のオッズは、どうやって決まるのですか?単純に馬の人気で決まるわけではない?

A7. 枠連のオッズは、その枠に含まれる馬たちの馬連総流しオッズを合成して算出される、と考えるとイメージしやすいです。しかし、実際はもっと複雑で、枠連という独立した馬券としての売上によってオッズが形成されます。そのため、個々の馬の人気だけでなく、「この枠が怪しい」と考える大口の投票などによってもオッズは変動します。馬連のオッズとは必ずしも連動しない、独自の歪みが生まれることがあり、その歪みこそが枠連攻略の鍵となります。


他の馬券種もマスターして、競馬の勝ち組へ
枠連をマスターしたら、次はワイドや3連複など、他の券種にも挑戦してみましょう。それぞれの馬券の特性を理解し、組み合わせることで、あなたの競馬ライフはさらに豊かになるはずです。当ブログでは、全券種の攻略法を徹底解説しています。


用語ミニ解説
オッズ: 馬券が的中した際の配当倍率のこと。
軸馬(軸枠): 馬券の中心として選んだ、最も信頼度の高い馬や枠のこと。
ボックス: 選んだ複数の馬や枠の組み合わせを、すべて購入する買い方。
ゾロ目: 枠連や枠単で、1着と2着が同じ枠番号になること。この組み合わせは発売されない。
ガチガチ: 本命サイドで決着し、非常に低い配当になること。
フルゲート: そのレースで出走可能な最大頭数が出走している状態。

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